第14回「桃陰文化フオーラム」について
卒業生・近隣・一般の方々へ
【志緒野先生のプロフィール】
通訳ガイド、日本笑い学会理事。天高25期生。同志社大学で心理学をご専攻、大阪外大イスパニア語学科で学ばれ、日墨交換留学制度によりメキシコ・ユカタン大学に留学。 英語・スペイン語通訳ガイドとして、現在までに約5万人の外国人観光客を案内された。 98年より関西外大大学院で観光人類学を研究され、その調査のためにインド・ネパール・スペイン・フランスの巡礼地を旅し、今までに50カ国を訪問されている。 とりわけお好きなのがメキシコとインドとのこと。ウェブサイト「志緒野マリのページ」にて、旅行記を書き連ねられている。 ご著書に「旅が仕事」(平凡社)「これであなたも英会話の達人」「たった3ヶ月で英語の達人」「今度こそ本気で英語をモノにしたい人の最短学習法」(祥伝社黄金文庫)などがある。
「桃陰文化フォーラム」とは、天高教育支援の一環として、各界で活躍する卒業生のネットワークを活用し、日頃授業ではなかなか学ぶことが難しい分野についてすぐれた講師をお招きし、講演やワークショップを通じて生徒諸君が広く世界に眼を開き、将来の自己実現・進路選択に役立てることを期すと同時に、地域に開かれた学校を目指すべく広く一般の方にも呼びかけ、参加していただくというものです。
5年目を迎えた今期も年間3回の講演会・演奏会を予定していますが、平成20年度はじめの開催は、通訳ガイドとして八面六臂の活躍をされている志緒野マリ先生をお招きし、これまでの旅のご経験と傑作写真のスライドショーを中心にご自身の天高時代のお話も交えながらの興味深いご講演です。
「通訳ガイドや海外添乗員(ツアコン)という仕事は、ツーリストが異文化の地を旅するお手伝いをする。言語や文化知識において通訳ガイドは、異なる文化と文化の狭間に身を置くという意味でマージナルな周縁的な存在である。
例えば中南米のお客を空港に出迎える時、ツアーの平均日数が3週間をくだらない彼らのスーツケースは、日本には存在しないような巨大なものもあり、休暇貧乏の日本のタクシーのトランクには入らないこともままある。タクシーの運転手が日本語で文句を言い、ラテンなお客がスペイン語で文句を言う。その両方の言語を理解し、文化を知り、心情を分かることのできる存在として、ガイドは二つの文化の緩衝材としてわが身を投げ出しながら仕事をするのである。
『笑い』というものは、常識のズレの間によく発生する。ゆえにガイドという商売は、笑いの宝庫なのである。仕事中は神妙な顔つきで異文化摩擦の緩衝の作業をしながらも、内心は一人で大笑いしていることが多い。一人で笑っているだけではもったいないので、講演会にてご披露しようと思う。」と先生はおっしゃっています。
英語に強くなりたいと考えている生徒諸君、保護者の皆様はもちろん、たくさんの卒業生の方々のお越しも期待しております。
◇日 時 : 平成20年 5月10日(土)午後2時より
◇場 所 : 大阪府立天王寺高等学校 視聴覚教室(北館3F)
◇聴講料 : 無料
◇申込方法 : 電話・FAX・E-mail で受け付けております。
◇定 員 : 50名程度(申込多数の場合は抽選)
<5月7日(水)までに、こちらからお断りの連絡が行かなければ、ご参加いただけるとご承知ください。>
◇申込締切 : 5月1日(木)
大阪府立天王寺高等学校 「桃陰文化フォーラム」事務局
住 所 : 545−0005 大阪市阿倍野区三明町2-4-23
電 話 : 06-6629-6801(教頭・藤田俊明) または 06-6627-4386(事務局)
FAX : 06-6629-4889 または 06-6627-4386
E-mail : office◆touin.org (メールアドレスについては、お手数ですがコピーした上で◆を半角@に置き換えてご利用ください)
*本校には駐車場がございませんので、お車での来校はご遠慮ください。
*上履き・靴袋をご用意ください。