平成21年7月21日

<天高の樹木たち 桃陰の杜(11)>

かねてから何度も取材協力の要請を受けていましたが、タイミングが合わず延び延びになっていた毎日放送の人気番組、「ちちんぷいぷい」についに天高が登場、大きな話題を呼びました。
6月1日(月)、毎日放送の人気ニューストーク番組「ちちんぷいぷい」の「たむけんの学校に行こ」というコーナーで、天王寺高校(当日の番組欄には「関西の超名門進学校・天王寺高校」と案内されていました。)が約15分間紹介されました。
まず、たむけんが伝統のラグビー部の練習に参加、タックルやスクラムを実際に体験し、その後3年4組(理数科)のHRを訪れ生徒たちと運動会や学校生活のさまざまなトピックで盛り上がりました。
その時、話題になった陸上ボートや天高体操・女子のダンス演技などを取材に、時ならぬ新型インフルエンザ騒動で6月2日(火)に延期された第111回運動会にもスタッフの方が来られ、平日にもかかわらず多くの保護者・卒業生等にお出でいただき、普段と変らぬ盛り上がりを見せる運動会の様子に驚かれていました。
そのようすは、翌週の6月8日(月)にも総集編の一部として放送されました。同窓会事務局には放映分を収めたDVDもありますので、ご覧になりたい方は事務局までご連絡ください。

6月19日(金)、大阪府教育委員会から天高他9校を「進学指導特色校に指定する」旨の発表がありました。これは東大・京大・阪大・神戸大や早慶など、難関大学への入学者を現在の1000名から1600名程度に増やそうとするものです。各校、学区の枠を排した専門学科が4クラス創設され前期(2月下旬)試験となります。残り4クラスは後期試験で普通科の募集です。
天高としては、他校にない17年の理数科の伝統・ブランドを最大限に生かし、これまで以上に優秀な受験生を集めるべく校内で議論を重ねているところです。

(11)「ねむの木」
象潟や雨に西施がねむの花(芭蕉)
我妹子が形見の合歓は花のみに咲きてけだしく実にならじかも(大伴家持)

 61期生卒業記念植樹で藤棚の横に植えていただいた合歓の淡紅色の花が、6月中旬から美しく咲いています。マメ科の落葉高木で、夜になると葉を閉じ合わせることから名づけられたとのことですが、その可憐な花を見ていると、中国の絶世の美女や恋人に付け合せた詩人の気持ちが何となく分かる気がします。