2002年度から学校が完全週休2日制になります。
土曜日に家で勉強しようと思っても、だらけてしまいがちです。
それで、天高では同窓会の協力で、2001年10月から土曜日に「桃陰セミナー」として自習室を開くことになりました。
そのお手伝いを、今年は私たち52・53期の卒業生がしています。
本年度は毎月第二・第四土曜日に3階の8つの教室が自習室としてが解放されています。
自習室を利用できるのは、事前に登録した人です(あとからの登録も可能なようです)。
そして、残りのひとつの教室で、自習中の分からない問題をすぐ質問できるよう、卒業生8人が交代で質問解説にあたっています。
朝9時から12時半までが質問受付の時間で、毎回だいたい4~5人くらいの卒業生が質問受付教室に待機しています。
質問時間はお昼までですが、その後も、残って勉強したい生徒のために自習室は開放されています。
質問に来る教科は、主に数学・物理・化学の三教科。
テスト前には生物などもありますが、文系教科の質問はどちらかといえば少ない方です。また、ときには勉強法や大学の話を聞きに来る人もいます。
質問に来るのは1・2年の人が多いように思います。
セミナーが始まって最初の方は、順番待ちの列ができていたものですが、最近では、ほとんど待ちなしで質問可能な状態にまで落ち着いています。
毎回質問にやってくる人もいます。
先生方にはかなわないながらも、私たちもできるかぎりわかりやすく解説しようと努力しています。
聞かれた質問が難しく、卒業生数人が力を合わせて、という光景もよく見られます。
天高の先生はなかなかつかまえにくいので、
こうやって分からない問題をみっちりかるまで解説してくれるという、
私たちにはなかった機会をもてて、うらやましい限りです。
文:52期の中村